会社の定款(ていかん)|会社の憲法とは?

会社には4つの種類があると先日の記事で書きました。

では、それら会社のいずれも持っているもの・・・共通点は何でしょう。

目的?そうですね。

会社の名前?確かにそうです。

わかった、社長?それも一理あります。

 

答えは、定款(ていかん)と呼ばれる、その会社だけが持つ根本ルールです。

この独自性から、「会社の憲法」などと呼ばれることもあります。

この定款には、会社の名前(商号といいます)・目的・社員の名前や資格など、会社が公表すべきポイントが全て載っています。

さて、その定款は誰が作るのでしょう。

「誰かに作ってもらうんですか?」

ここで答えは3つに分かれます。

いいえ、自分で作りましょう・・・ちょっと大変ですがOKです。

はい、誰かに作ってもらいましょう・・・自分の意見をしっかり通せばOKです。

しかし私がおススメしたいのが、「ぜひプロと一緒に作りましょう」です。

なぜなら、その会社はあなたの分身とも言うべき、大事な存在。

わからない点をプロから教えてもらいつつ、一緒になって、自分の思いを表現してみましょう。

いくつか例をあげます。

①会社の目的に、今はちょっと無理だけど、将来ぜひ手掛けてみたい事業を入れてみる。

例えば、「同業の若手向けに、コンサルティングなんてやってみたいな」と思う中堅・シニア層は多いはず。

だったら目的に入れてみて、自分の将来の目標を刻んでも良いですよね。

②一緒に働いてくれるスタッフはどうでしょう。

特にご夫婦の起業に多いですが、どちらも代表取締役にしたり、あるいは別の考えのもと、片方を代表取締役にしたり。

役員の任期だって、こまめに調整したいなら1年ごとにしたり。もっと長く、10年にしたり(諸制限があります)。

考え次第で、様々な設計ができることがお分かりかと思います。

こんな楽しいことを、誰か人任せにするのは惜しいな、と私は思うのです。

ただ法定されている基準はありますから、そこでプロの力を借りる、というわけですね。

なお、ちょっとしたお得情報をここで一つ。

紙のまま、昔ながらの定款を作成すると、公証役場にて4万円という金額を支払わなければなりません。

ところが同じ内容の定款であっても、電子定款であれば、その4万円を払わなくてよくなります。

いよいよ電子化が進んでいますから、こういった点も注意したいですね。

会社のスタートは不安もあれど、高揚感を感じることが沢山あります。

その思いをぜひ、私たち司法書士と共有させてくださいね!

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